精麻草履キット【限定数】
私たちと麻文化
古来より、大麻は主に繊維の原料や神具、神社のしめ縄などに使われ、日本人の生活に非常に馴染み深いものでした。しかし、大麻取締法が施行された昭和23年以降、大麻栽培者免許者数も大幅に減少し、大麻栽培の一大産地である栃木県の鹿沼地方でも生産者はごくわずかになりました。
私たちが住む町でも精麻をこよなく愛する人々がたくさんおり、古来の麻文化にも目を向ける機会が多く、麻に秘められた魅力について再認識をしています。
麻草履
同じ町に住むお爺ちゃんから頂いた麻草履。これが麻草履との出会いでした。1日に何足も作ってしまうお爺ちゃんの麻草履を履いた瞬間に感じた清涼感や心地良さは今でも覚えています。麻で編まれた草履は肌にストレスもなく、何と言ってもその神聖さを感じずにはいられない佇まい。室内履き用として、ぜひ台所などのお勝手仕事に使用したい履物です。
身近な麻という植物
栃木県で生まれ育ったものの、麻の栽培が盛んだった事を知らずに大人になりました。家族でUターンをしてから麻を使った道具や文化に出会う事が増え、その関心が強まっていた頃、麻の話をしている側で父が放った、「お父さんが子どもの頃、実家の畑で毎年栽培していたよ」の一言。麻という植物はとても神聖なイメージを持っていましたが、それ以来とても身近に感じるようになりました。
規制がなされる前、麻は米や大豆と同様にごく一般的に栽培されていたもので、いつからか私たちの暮らしから遠ざかり、今では厳重な秘密のベールに覆われた幻の植物のような存在になっていってしまったと思います。「麻草履」という暮らしの道具作りを通して、そして、麻に触れることによって湧き出てくる感情や想いにもぜひ向き合うお時間となることを願っております。
【左】精麻を括り付けた釘「鬚子」は土壁塗りの道具として使われていた。
【右】立春の日に作った精麻の注連縄。
自分や家族のための履物
その昔、様々な便利な素材が生まれるまでは、藁で編まれた草鞋や草履が私たちのごく一般的な履物でした。自分の分や家族の分を自分で作る、現代となっては買うことが当たり前になった暮らしの道具たちも、元をたどれば自分のものは自分で作る というシンプルな暮らしの中で当たり前に行ってきた営みだったように感じます。
麻草履キットの内容
【料金】
サイズ22㎝〜25㎝まで:¥5,800
サイズ26㎝以上:¥ 6,400
+送料別途がかかります
【内容】
室内履用としてご利用いただける麻草履になります。制作に使う道具類(ハサミ/目打ち/クリップ)はご自身で用意してください。
【動画による作り方】
草履の作り方は、地域や職人によって異なりますが、今回は初めての方にも作りやすく丈夫な草履の作り方を紹介しています。動画は20分ほどですが、制作所要時間は両足で約4時間ほどです。 (スピードなどにより個人差がございます)
※送料は両足1足分の料金になっております。※2足以上ご購入ご希望の方は、別途プラス送料がかかりますのでメールにてご注文をお願い致します。折り返し、送料を含めました料金をご案内させて頂きます。
【お問合せ先】
info@kibi-tsuki.jp
①お名前
②ご住所
③お電話番号
④ご購入ご希望数(それぞれサイズもご記入ください)
【お支払い方法】
ご注文完了後、7日以内にお振込をお願い致しております。
止むを得ず遅れてしまわれる方はその旨ご連絡くださいませ。
ご連絡が取れないお客様は自動的にキャンセルとさせて頂いております。
再度ご注文の方お願いいたします。
※材料のお届けについて※
只今ご予約順に発送しております。発送は2月〜順次発送予定です。
一人での作業の為、お届けまでお待たせしてしまう場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。
お振込のご確認が取れましたらご予約完了となりまして、ご予約順に発送の手配へ移ります。日時指定は承れません。
備考
出来上がりの形や完成度の責任は一切負いかねます。完成の工程もお楽しみ頂けるかたのみのご注文でお願いいたします。麻草履の作り方は地域や職人によって異なります。
作り方動画のシェアはご遠慮ください。
衛生上、返品を伴うご返金等は致しかねます。
ご入金後のお客様都合でのキャンセルの場合、振込手数料はご負担いただいております。
製品の特性上、色むら等がございます。
製作時は汚れても良い服装とスペースでお作りください。
また、精麻の特質上、手指のけがなどにはご注意の上制作を進めてください。制作によるけがなどは自己責任でお願いしております。
ご入金の完了メールや発送完了のご連絡は省略させて頂いております。
上記のご留意を何卒、よろしくお願いいたします。
Instagramで各地の固定種・在来種を紹介。
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